目次Contents
▼この記事の要点
- ワンナイトラブの経験者は、20~30代女性のうち約2割ほど。しかし、「経験はないがワンナイトラブ自体はアリだと思う」という女性は、約4割にのぼる
- 妊娠や性感染症のリスクは大きなデメリット。素性のわからない相手と一夜を過ごす際は、危機管理能力が求められる
- 手っ取り早く快楽を得られて、後腐れのない関係を楽しめる点はメリットに。あくまでも自己責任と割りきれるのであれば、ワンナイトラブも選択肢のひとつ
ワンナイトラブとは?
◆一夜限りの関係
ワンナイトラブとは、文字通り「一夜限りの愛」。付き合っていない相手と、その場かぎりのセックスをする、という意味です。その後交際に発展することなく、へたしたら二度と会うこともなく、純粋に性行為を楽しむことを目的としています。
「付き合う前に体の関係をもつことに抵抗がある」という女性は多いので、ワンナイトラブはいけないことだというイメージをもたれがちかもしれませんね。ですが実際のところ、ワンナイトラブの経験者は意外にいるようです。
【女性100人に聞いた】ワンナイトラブの経験はある?
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名(未回答含む)。
まずは20~30代の女性100人に、「あなたはワンナイトラブの経験がありますか?」と質問。すると、21.7%の人が「ある」、78.3%の人が「ない」と回答しました。
ワンナイトラブは、その場かぎりの刺激や快楽を共有し、性行為を楽しむためのもの。貞操観念を疑われかねない行為ということもあり、「いけないことだとは思いつつも、その場の雰囲気やノリでしてしまった」という人が多そうですよね。
ワンナイトラブのエピソードをご紹介

それでは、実際にワンナイトラブを体験したという人のエピソードをご紹介。「ワンナイトラブなんて絶対いや!」という人も、どのような場面で起こりうるものなのか確認しておくとよさそうです。
アプリやサイトで出会った人と…
「サイトで知り合った年下男子と飲みに行き、最初はなにもしないからとホテルに行きましたが、1時間もしないうちにお互い素っ裸でした笑」(30代・大阪府)
「アプリで遊んだ人」(20代・兵庫県)
「当時流行っていたSNSで知り合った人と対面し、そういう雰囲気になった。お互いに、大きな不満などは感じなかった気がするが、その一度きりというかんじで、『また会おう』とはならなかった。お互いに、そのような温度感だったので、後腐れもなくそこで終わり」(30代・埼玉県)
「出会い系で知り合って」(30代・東京都)
「チャットアプリでやりとりした人と遊んでそのままワンナイトした」(20代・埼玉県)
昨今では、マッチングアプリやSNSなどが普及し、インターネットを通じた出会いが昔よりカジュアルなものになっています。
結婚を前提に真剣な出会いを探している人から、それこそワンナイトラブ目的で遊び相手を探している人まで、用途は人それぞれ。偶然出会った人と意気投合して、そのままホテルに行くというパターンもよくあるようです。
お酒の勢いで…
「飲んだあとの勢い」(30代・千葉県)
「会社の飲み会帰りに」(20代・東京都)
「酔っ払って何度かある」(30代・北海道)
「仲良しの男友達にお酒を飲まされて」(30代・福島県)
お酒が入りほろ酔い状態になると、ガードが緩くなりワンナイトラブに繋がる人もいます。
女性側もそれをよしとしている場合はともかく、望まぬ性行為を強要されたり、後からトラブルになったりするリスクがあるので、ふたりきりでお酒を飲む際はくれぐれも気をつけて。あくまでも自己責任として、納得できている場合のみにしたほうがいいでしょう。
クラブで出会った人と…
「クラブで知り合ってワンナイト」(30代・愛知県)
おもに若い人にとってクラブといえば、音楽を楽しむだけではなく、手軽に異性と出会える社交場のひとつでもあります。本気の出会いを探しているという人よりは、その場かぎりの刺激やスリルを求めて足を運んでいる人も多いぶん、ワンナイトラブが発生しやすいようです。
なかには、「相席屋で出会って意気投合した」という人も。出会いの場はさまざまですが、お酒が入りがちな場所も多いので、酔っぱらって危険な目に合わないよう注意が必要です。
合コンやパーティで…
「合コンで会った人と」(30代・岐阜県)
「友人宅でのパーティーで初めましてで知り合った方と、その場限りの関係。クラブや飲み屋で知り合った方との関係」(20代・埼玉県)
マッチングアプリの台頭やSNSの普及によって、昔よりも合コンを開催する人は減っているかもしれませんね。ですがそれでも、〝異性間の出会いを求める人たちで開催される〟という点において、合コンは貴重な恋愛チャンス。たとえ真剣な相手探しをしていたとしても、結果的に気に入った相手とワンナイト…ということもあるようです。
雰囲気に流されて…
「遊びでした」(30代・和歌山県)
「夜かっこいい人に呼び出されて、自分の一人暮らしの家でしちゃいました」(30代・広島県)
「紹介してもらった人とそのまま」(30代・栃木県)
相手があまりにもかっこいい人だったり、イイ感じの雰囲気につい身を任せてしまったり。流されて…とはいえ、自身の意思がともなった結果、遊びだとわりきり合意のうえでという人が多いよう。
女性の場合は特に、ワンナイトラブはあくまでも偶発的なものであり、自分でも想像していなかったようなタイミングで起こりがちなのかもしれません。
【女性100人に聞いた】ワンナイトラブはあり?
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名(未回答含む)。
「あなたはワンナイラブはありだと思いますか?」という質問では、39.2%の人が「あり」、60.8%の人が「なし」と回答。6割を超える人が「なし」と回答し多数派となっています。
とはいえ…実際に経験があるという人は2割ほどだったのに対し、「ワンナイトラブはあり」だと回答している人は倍の4割。「自分には経験がないしやらないけれど、ワンナイトラブ自体はアリだと思う」派が意外に多いことがわかりますね。
ワンナイトラブのメリットはある?

軽薄で危険な行為というイメージがつきまとうワンナイトラブですが、果たしてどのようなメリットがあるものなのでしょうか? まずはワンナイトラブについて、肯定的な意見をまとめてみました。
後腐れがなく割りきって楽しめる
「そのときだけ楽しめる」(30代・栃木県)
「その場限りで割りきれる」(30代・群馬県)
「それっきりだから駆け引きの必要がない」(30代・千葉県)
「その日を楽しめる」(30代・東京都)
「後腐れがない」(30代・大阪府)
「後腐れがない」(30代・愛知県)
「後腐れがない」(30代・栃木県)
「後腐れない関係で揉め事が少なそう」(30代・新潟県)
「後腐れなく性欲を発散できる。刺激的である」(20代・埼玉県)
ワンナイトラブの大きなメリットとして、後腐れがなく楽な一面を挙げてくれた人が多いです。
オーソドックスな恋愛としては、性行為よりも先に告白で想いを伝えたり、付き合って恋人同士としての関係をスタートさせたりしている人も多いですよね。本来であればさまざまなステップをふんでセックスに臨むはずの男女でも、ワンナイトラブだと割りきっている以上、面倒な駆け引きや今後の話し合いなどもせずにすむはず。
お互いに同意の上であれば、〝純粋に性行為のみを楽しむことができる〟という点は大きなメリットに。たとえ体の相性が合わないとわかった場合でも、一夜限りの割りきりの関係である以上、悩んだり不安を覚えたりする必要もありません。
思いっきりその日を楽しんだ結果、ワンナイトでは終わらずその後正式な恋人になる…というパターンもあるようです。詳しくはこちらの記事でまとめています。
性欲が満たされる
「欲を満たせる」(30代・埼玉県)
「欲求不満解消」(20代・愛知県)
「欲求不満の解消」(30代・宮城県)
「快楽」(20代・神奈川県)
「性欲の解消」(20代・徳島県)
「性欲処理をお互い後腐れなく行える」(30代・大阪府)
性欲が溜まっているにもかかわらず、お付き合いしている特定のパートナーがいない…という場合には、付き合ってくれる相手を探すという選択肢も。そんなとき、ワンナイトラブと割りきって同じスタンスで一夜を共にできる相手がいたら、お互いいい意味で都合がよさそう。
男性の中には、疲れていたり、お酒を飲んだりすると性欲が高まる人もいるようです。そのつもりがなくてもムラっとしてしまったとき、後腐れなく求め合える相手がいたらありがたいのかもしれませんね。
気楽さがある
「タイプじゃなかったら切れる」(20代・兵庫県)
「自由」(30代・埼玉県)
「気を使わない」(30代・東京都)
「気楽」(20代・滋賀県)
「予定会う人がいれば、すぐに寂しさなどはまぎれる」(20代・埼玉県)
「深い関係にならずに自分の欲望が満たされる」(30代・埼玉県)
「やりとりしなくていいから楽」(30代・埼玉県)
深い関係になる前に深く繋がる、という一見矛盾した行為にも思えるワンナイトラブ。しかしその矛盾が、かえってメリットになる部分もあるようですね。
正式な恋人同士となると、将来を見据えて誠実に向き合い、困難をふたりでともに乗り越え、悩みや不安はつど話し合う…など、なにかと労力が大きくなりがち。しかしワンナイトだと割りきった関係であれば、面倒だと感じた時点で会わないようにしたり、自分をよく見せようと背伸びをせず気楽に接したりできます。
経験になる
「大人の恋愛ができる」(30代・東京都)
「恋愛経験はコミュ力を育ててる上でとても大事な経験だと思うから」(20代・東京都)
ワンナイトラブの場合は、〝彼氏や彼女としてはありえないけれど、異性としては魅力的だと思う〟ような相手と関係をもつことができます。それはときに、自分にとって大切な経験や、恋愛のスキルを上げる貴重な機会になる場合も。
始めから遊びだとわかっているような憧れの人や、ふだんなら手が届かない高嶺の花とワンナイトラブを経験し、「いい想い出になった!」と前向きに捉える人もいるかもしれませんね。
ストレス発散になる
「たまにハメを外したくなる」(30代・東京都)
「発散」(30代・和歌山県)
一夜限りの相手との時間は、恋愛というよりも〝遊び〟の一環として捉えられがち。しかしそのぶん、ストレス発散につながりやすい部分もあるようです。
いつも真面目に誠実に、ストレスを抱え込みながら生活しているような人にとっては、たまのワンナイトラブがいい刺激になる…なんてこともあるでしょうか。本気の出会いを探してアプローチして、恋人になってもらう過程をふまずとも、手っ取り早く快楽が得られるのはメリットですね。
人は性行為で満たされると、「セロトニン」や「ドーパミン」といった〝幸せホルモン〟の分泌量が増えるそうです。たとえワンナイトラブだったとしても、そのときの幸福感や快楽が、心からの幸せを感じさせてくれることもあるでしょう。
恋や友情のきっかけができる
「気になった人と軽い関係で仲良くなれる。重荷に感じない」(30代・広島県)
「絆が強くなる」(30代・岡山県)
「ドキドキがある」(20代・大阪府)
「一瞬の快楽とドキドキはもらえる」(20代・大阪府)
〝始めはワンナイトラブのつもりだったけど、思ったよりも相性がよくてその後仲良くなった〟となると、一夜限りの関係もそう悪いものではなさそうです。なかには、ワンナイトのつもりが本命の彼氏・彼女にステップアップする人も。深い繋がりを体験するのですから、心まで通い合ったとしてもおかしくはないですよね。
体の相性がわかる
「身体の相性を先に知れるから」(30代・茨城県)
「ある程度を知ることができる」(30代・大阪府)
〝体の相性〟という概念にピンとこない人もいるかもしれませんが、恋人や夫婦関係を維持するうえで重要視している人もいます。実際に、体の相性が悪いことを理由にパートナーと別れたという人もいるようです。
ワンナイトラブから始まる恋であれば、あとから体の相性の悪さに悩むことはそうないでしょう。仮に相性が悪いと感じたときには、文字通り一夜限りでお別れするのも容易です。あらかじめ体を許すことへのデメリットが許容できれば、事前に性的な価値観を知ることができるという点はメリットに。
ワンナイトラブのデメリットはある?

それでは次に、ワンナイトラブのデメリットについてみていきましょう。
妊娠や性感染症などのリスクのほかにも、さまざまな不安・問題点が挙げられてます。
性感染症のリスクがある
「性感染などのリスクがある」(30代・埼玉県)
「性感染症などは心配なので避妊は鉄則」(30代・埼玉県)
「性病などのリスク」(30代・埼玉県)
「性病などの危険」(30代・北海道)
「性病のリスク。浮気に加担している可能性がある」(20代・新潟県)
「病気がうつるリスクがある。相手を信用しすぎると、窃盗などの被害に遭うリスクもある」(20代・埼玉県)
「病気がこわい」(30代・愛知県)
「不特定多数になると感染病やトラブルが起きてしまう可能性がある」(20代・東京都)
「病気や妊娠のリスク、相手の身分が定かではないこと」(20代・滋賀県)
「病気をもらう可能性があまりにも高すぎる」(30代・大阪府)
「性病をうつされたり、犯罪の可能性もある」(20代・大阪府)
「性病をもらわないか」(30代・茨城県)
「性病をうつされることもある」(30代・大阪府)
一夜限りの関係をもっただけでは、相手の人となりを十分に知ることは難しいはず。ほかにどんな異性と遊んでいるのか、そもそも恋人がいるのかどうかなど、性生活のすべてを把握することもできません。
何も知らないままにワンナイトラブを楽しんだ結果、あとから性感染症にかかっていたことが発覚する…なんてこともありえます。特に、避妊をしっかりしていなかった場合は危険です。
性感染症にも多くの種類があり、薬を飲みさえすれば治るものから、長期的な治療が必要なものまでさまざま。深く考えずに楽しんだ結果、取り返しのつかないことになってしまうかもしれないとなると、これはデメリット以外のなにものでもないでしょう。
妊娠のおそれがある
「妊娠。バレたときに悪い印象がつく」(20代・東京都)
「妊娠した場合」(30代・埼玉県)
「妊娠してしまうことがあるかも」(30代・広島県)
「妊娠の危険性」(30代・大阪府)
「妊娠や感染症のリスクがある」(30代・埼玉県)
「ゴムをつけてくれない可能性があると危険」(20代・千葉県)
性感染症のみならず、望まぬ妊娠のリスクがある点も見過ごせません。相手が正式な彼氏や婚約者であれば、妊娠をきっかけに入籍・出産…とスムーズに進むかもしれませんが、ワンナイトラブの場合はそうもいかないでしょう。
場合によっては堕胎を選択することにより、大きな身体的負担を強いられることも。たとえ産むという決断をしたところで、父親はどこの誰かもわからず、責任をとってもくれない…なんてことになったら辛いですよね。
ワンナイトラブにはメリットもあるとはいえ、慎重になるにこしたことはなさそうです。もしも楽しむのであれば、避妊はしっかりするのがマスト。
関係がこじれることがある
「割りきれない場合」(30代・東京都)
「のめり込んだら終わり」(30代・和歌山県)
「相手がストーカー化する可能性がある」(30代・大阪府)
「後始末が面倒くさい」(30代・東京都)
当初はワンナイトラブの予定だったとはいえ、体を重ねたことで情がわき、関係を割りきることができなくなる人もいます。
もしもお互いに同じ気持ちになったのであれば、晴れて正式な恋人同士になるきっかけができるかもしれません。ですが、片方だけが相手にのめり込んだ場合には、少々面倒なことになりそうです。後腐れのない関係を楽しむはずが、辛く悲しい片想いの始まりになってしまうかも…。
一般的な恋愛よりも危険が多い
「危ない」(30代・埼玉県)
「色々と面倒」(30代・青森県)
「危険と隣り合わせ」(30代・東京都)
「後々トラブルが起きそうな気がする」(30代・兵庫県)
「めんどくさいことに巻き込まれそう」(30代・北海道)
「よく知らない人だからリスクもある」(30代・群馬県)
「相手のことをあまり知らない、性病」(20代・神奈川県)
「相手の素性がわからないため、何があっても自己責任なこと」(20代・埼玉県)
素性のわからない相手の前で無防備な状態になる以上、身の危険にさらされたり、のちにトラブルに巻き込まれたりする可能性もあります。相手が実は既婚者だった場合には、知らぬ間に不倫相手にされてしまうかもしれません。
寝ている間に財布からお金を抜き取られたり、写真や動画を撮られたりしてしまったら大問題。その後相手とは音信不通になり、お金も返ってこず、動画がネットにばらまかれる…なんて可能性もゼロではないでしょう。信頼関係の構築されていない間柄で、すべてをさらけ出すことにはリスクがありそうです。
虚しさや悲しみがある
「虚しくなったり、病気になったら面倒」(30代・岡山県)
「悲しくなる」(30代・大阪府)
「心が満たされることはない」(20代・東京都)
「勢いで行動すると後悔する可能性が高い」(20代・広島県)
「時間の無駄」(30代・東京都)
「お互いのためにならない過ちでしかない」(30代・愛知県)
ふと我にかえったときに「私なにやってんだろう…」と落ち込んだり、彼氏や夫と幸せそうに暮らしている友人を見て、「ちゃんとした彼氏がほしいな」という気持ちになったり。気楽に楽しめるはずのワンナイトラブが、かえって虚しさや寂しさを感じさせる、ということはありそうです。
本気で好きになりすれ違うことがある
「気持ちのすれ違いが起きる」(30代・岡山県)
「情が移る」(30代・長野県)
「交際に発展し辛い」(30代・東京都)
「本命の相手とは付き合う前にセックスをしてはいけない」なんて意見もありますが、ワンナイトラブの場合はセックスがそもそものスタート地点。あとから相手が本命になってしまったところで、体の関係をもつ前の瞬間まで、時を戻すことはできません。
その結果いつまでも都合のいい相手扱いされたり、こちらから本気で好きとはいいがたい空気感があったり…。お互いに本気の恋とは思い難い状態になると、本命の相手にも昇格しにくいことがありそうです。
チャラい、軽いなどイメージが悪い
「軽いイメージをもたれやすい」(20代・群馬県)
「気持ち悪い」(20代・愛知県)
「汚いこと」(20代・長野県)
「体だけの関係はよくないと思う」(20代・東京都)
「都合のいい女と思われる」(30代・大阪府)
あまりおおっぴらに言うことではないとはいえ、ワンナイト経験が豊富だったり、手慣れた様子ですぐにホテルに行ったりしていると、〝誰とでも寝る軽い人〟と思われかねません。清純で一途な恋愛を好む人からは特に、嫌悪感を抱かれてしまうことも。
イメージがあまりよくない行為である以上、心や体が傷ついたり、トラブルが起きたりした際に、周囲の理解が得られにくいこともあります。「ついていったあなたの自己責任でしょ」なんて言われてしまったら、ぐうの音も出なそうです。
もちろん、無理矢理に押し倒されてしまったり、力づくでワンナイトラブにさせられてしまったり…というときには、「ついていった自分に非があるから黙っているべき」と考える必要はありません。
公にすることがはばかられるかもしれませんが、どんな状況であったとしても、強姦となると犯罪です。お互いに割りきりで楽しむワンナイトラブではなく、辛く悲しい〝無理矢理感〟のある行為をさせられたのであればなおさら、しかるべき場所へと相談しましょう。
ひとり暮らしの女性はなるべくであれば、正式な彼氏や婚約者以外の男性を、自宅に上げないよう意識することも大事ですね。
ワンナイトラブで傷付かないための心構え! 大人の恋を楽しむQ&A

ワンナイトラブには楽しいことばかりではなく、デメリットや不安要素も多いとわかったところで…ここでは上手に割りきった恋を楽しむための、心構えやポイントを確認していきましょう。
A.ワンナイトラブと誠実で一途な本気の恋は、残念ながらその性質上、どうしても相性が悪い部分も。しかし、付き合う前に体の関係をもったとしても、その後本命に昇格できる可能性はあり。連絡先の交換はマストです!
ワンナイトラブという、体の関係から始まる恋。両者の違いとして、〝一夜を共にした後も、しっかりと連絡がとれるかどうか〟という点が挙げられます。
文字通り一夜限りの関係として、連絡先を交換することもなく、朝が来たら別れ二度と会うことはない…というスタイルの恋愛を繰り返していると、なかなか彼氏はできにくいでしょう。相手も〝そういうことをするための相手〟としてしかあなたを見られなくなるので、まさかその後、本気の恋に発展する可能性があるとは考えにくいはず。
ワンナイトで終わらせないためのポイントは、確実に連絡先を交換し、自分の情報をある程度は開示しつつ、この先も仲良く過ごせるような最低限の関わりを保つこと。そうすればお互い、相手のことが一気に〝もしかしたら恋人になるかもしれない相手〟へと昇格します。
嘘でも、「こんな体験は初めて」「ワンナイトラブなんて基本的にないよ!」と、普段から遊んでばかりいるわけではないこともアピールしておくと〇。付き合ったら一途であることを伝え、「彼氏がいたらこんなことしない」タイプだと印象付けましょう。
もちろん本気の恋愛がしたいのであれば、そもそもワンナイトラブを控えたほうがいい相手と巡り合えそう…という元も子もない話もあります。ですがそれはいったん置いておいて、なるべく〝完全なるヤリモク系ではない男性〟としかワンナイトはしない、と決めてしまうのも手ですね。
Hしたいときにしか連絡をくれないような人ではなく、自分に少しでも興味をもってくれて、他愛もない話を楽しめるようなタイプの人を探しましょう。
交際前のセックスやその後の本命昇格率については、あらためてこちらの記事もチェック。
Q.ワンナイトラブの相手を本気で好きになってしまいました。向こうは完全にこちらに興味がなさそうです。彼女がいるかもしれません。会おうと言えば会ってはくれるものの、毎回ホテルに行って終わり。辛いです
A.ワンナイトラブで終わってしまいがちな女性には、共通点や特徴があるようです。自分が当てはまっていないかどうかをチェックして、本命の彼女になれる可能性を上げましょう!
ワンナイトラブのその後も関係が続く場合、本気で好きになってしまうと大変です。腹の探り合いを経て、どこまで自分を好きでいてくれるのかどうか、まずは脈ありサインを見極めながら動く必要があります。
さらに、自分自身の立ち居振る舞いを見直すことも大切です。相手を今さら嫌いになれないという人はまず、自分が〝ワンナイトの相手扱いされがちな女性〟になっていないかどうか確認を。
■気持ちに余裕がない
「早く彼氏欲しいよー」「来年には結婚したいなぁ」「〇〇くんが彼氏になってくれたら解決なのに!」と、あまりにも押せ押せなアピールをしすぎると、気持ちに余裕がなく〝いつでも手軽に手に入りそうな女性〟と思われるかも。相手にとっては焦って付き合わなくとも、都合よく関係が続けられるならそれでいいや…という対象に。
好意をアピールするのもときには大切なことですが、やりすぎて重い女扱いされたり、強引な印象を与えたりしないように気をつけて。小悪魔的に、相手を翻弄するくらいの立ち位置を目指すと〇。
■よけいなひと言を言う
せっかくいい雰囲気で夜を楽しんでいるときに、「どうせ彼女いるんでしょ?」「好きじゃない人ともこういうことできるの?」など、水を差すひと言が多い人は要注意。ワンナイトラブで関係が始まっている以上、彼も、あなたと夜を楽しみたいという気持ちありきで動いています。気持ちを萎えさせてしまうと、面倒くさいと思われるかも。
気になることがあったとしても、大事な話はベッドの上でしないほうが〇。彼との楽しい時間を過ごしてこそ、大事な話も前向きな方向へむかうものです。
■過剰なぶりっ子をする
興味がないのに赤ちゃんや犬を「かわいい!」と言ったり、あやしたり。過度に自分を取り繕おうとする態度は、男性から違和感をもたれることもあります。
すでに体を重ねている間柄なのですから、できるだけありのままに、素直な態度をとったほうが好印象です。等身大での接し方が、相手の心を開くカギに。
■つねに受け身で自分から動かない
店選び、オーダー内容、飲むお酒まで、恋愛がうまくいかない女性は、行動の主導権をなにかと相手にもたせる傾向があるようです。優柔不断な性格だとしても、自分の意見がまるでないように思われるとマイナスに。
さらには会話のやりとりの中で、「受け身な態度でこちらを探っているのでは?」「試そうとしているのか?」と、不快に感じる人もいます。ときには行きたいお店を自分から提案したり、お金をちょっと多く出してでも泊まってみたいホテルを伝えてみたりなど、積極性と主体性のある女性だとアピールしてみて。
理想の彼女の条件については、下記記事でもまとめています。
■行為中に演技をしすぎる
過度な演出をする女性よりも、清純で初心な女性を本命にしたいと思う男性は多いようです。声を出しすぎたり、極度に恥ずかしがったりなど、自分の挙動に思い当たることがある人は控えましょう。
セックスのやり方に正解はありませんが、まずは「自分が幸せかどうか」「楽しいと思えているかどうか」が大事なはず。本当の体の相性を見極めるためにも、過度な演出は避けたほうがいいでしょう。
最後に
ワンナイトラブは一般的に、メリットよりもデメリットのほうが目立つ行為といえそうです。素性の知れない人とふたりきり…密な時間を過ごすことになる以上は、なにかあったとき自己責任を問われる覚悟も必要でしょう。
ですが恋の始まり方のひとつとして、〝ナシではない〟という女性もそれなりにいます。相性のよし悪しや意外な一面など、体を重ねることで見えてくるものはあるはず。病気や妊娠に細心の注意をはらいさえすれば、それもまたロマンスのきっかけなのかもしれませんね。
お酒の勢いで取り返しのつかないことになる…なんて展開を避けるためにも、ハメを外しすぎないようには注意。なにかと女性のほうが身体的負担も大きくなりがちなので、自分が傷つかない自信がある場合のみ、割りきりで大人の恋を楽しんでみるのもいいかもしれません。
トップ画像・アイキャッチ/(c)Adobe Stock

ミナ・サントリーニ
ライター・大手占いアプリ所属の恋愛鑑定師。東京都出身。
数々の恋愛経験と世界各国を旅した経験を活かし、10年以上、男女問わずあらゆる恋のお悩み相談を受けている。
好きなラーメンは家系固麺油マシ。推しはニャンちゅう。