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LIFESTYLE

2025.05.23

「梅雨」の定義や語源は? イメージする言葉・食べ物・花などを紹介

梅雨といえば、何日も雨が続きあまり好きではないという方もいるかもしれません。しかし、そんな梅雨を表現する季語がさまざまあったり、この時期ならではの花や食べ物も。本記事では、梅雨の由来や梅雨時期ならではの物などをご紹介します。

梅雨の定義

雨
(c)Adobe Stock

何日も雨が続くことのある梅雨時期。実は梅雨の定義は、はっきりと決まっているわけではありません。気象予報士でも正確に判断することのできない天気…「確実に毎年当てはまる」という定義が存在しないのです。

天気予報では「梅雨入り」と言っていたにも関わらず、実際には晴れの日が多くて梅雨っぽくない。そんな経験はないでしょうか? それは梅雨の時期に雨を降らせる「梅雨前線」の正確な動きが判断できないからなのです。

梅雨には、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があり、梅雨入りと梅雨明けの時期は「移り変わり」の中日を示しているとされています。

梅雨の語源

梅
(c)Adobe Stock

梅雨という漢字には「つゆ」「ばいう」と2種類の読み方があり、読み方のできた時期が異なります。先に生まれたのは「ばいう」。これは中国由来の言葉です。

中国由来ではあるものの、語源には2つの説があります。

◆語源1

ひとつめは、黴(カビ)が由来であるというもの。何日も雨が降り、湿気が高い状態が続くため、梅雨の時期はカビが生えやすいです。そのため「黴が生えやすい時期に降る雨」から「黴雨(ばいう)」と呼ばれていました。

しかしながら、黴は語感がよくありません。そのため、同じ読みでこの季節に合う「梅」の文字を使うようになったという説。

◆語源2

もうひとつの説は「梅の実が熟す頃に降る雨」から「梅雨(ばいう)」と呼ばれるようになったというもの。これは中国の長江周辺で呼ばれていたといわれています。

この「梅雨」という言葉は江戸時代に日本へ伝わりました。その頃から日本では「つゆ」と呼ばれるようになったのです。この「つゆ」という呼び方は「雨の露」や梅の実が熟して潰れる時期から「潰ゆ(つゆ)」など、それらの言葉から連想して呼ばれるようになりました。

梅雨といえば連想する「花」や「食べ物」「言葉」「季語」

ここでは、梅雨といえば連想するものやイメージするものをピックアップ。雨に濡れた姿が美しい「花」から、元気が出るような「食べ物」、手紙や挨拶にも使えそうな「言葉」「季語」までチェックしていきましょう。

◆梅雨の時期に見られる花

アジサイ
(c)Adobe Stock

梅雨の時期の花といえば、やはりアジサイを思い浮かべる人が多いと思います。色とりどりのアジサイが雨に濡れている姿は美しく、憂鬱な気分も吹き飛んでいきそうですね。

また水辺には、花菖蒲(はなしょうぶ)が咲いていることも。草丈も高く、華やかに咲くこの花は雨に濡れるととても風情があるので、ぜひ一度ご覧ください。

◆梅雨の時期に食べられる食べ物

さくらんぼ
(c)Adobe Stock

じめじめと不快な湿度が続く梅雨。美味しいものでも食べて気分を上げたい、という方も多いと思います。そんな時期におすすめなのは、さくらんぼです。

実はさくらんぼの旬は6月。ちょうど梅雨の時期と重なります。さくらんぼは雨に当たると実割れが起こり、風が吹くと落っこちる… そんなデリケートな果物です。農家の方が手塩にかけて育ててくれるおかげで、甘酸っぱいさくらんぼの味が幸せを運んでくれているんですね。

同じく、この時期に旬を迎えるのが天然の車エビや鮎。特に鮎は6月が解禁日のため、さまざまな川で鮎釣りが行われます。鮎の串刺しを塩で食べるととてもおいしいですね。長い梅雨の晴れ間にちょっと足を延ばして、旬の魚介類を食べるのもおすすめです。

◆梅雨を連想する言葉

雨
(c)Adobe Stock

梅雨を連想する言葉には、どのようなものがあるでしょうか。例えば湿気を表す「じめじめ」や雨が降る擬音語である「しとしと」。人によってさまざまな言葉が思い浮かぶかもしれませんね。

◆梅雨の季語や俳句

星空
(c)Adobe Stock

「五月雨(さみだれ)」も梅雨を連想する言葉として思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか? 五月雨はまさに梅雨やその時期に降る長雨のことを指す言葉です。五月雨の示す「五月」は旧暦であるため、現在では六月のこと。確かにちょうど梅雨真っ盛りの時期ですね。

『五月雨を あつめて早し 最上川』

松尾芭蕉のこの俳句のように、五月雨は梅雨の季語としてよく用いられる言葉です。

五月雨以外にも梅雨の季語は多く存在します。梅雨の晴れ間に見える星を表す「梅雨の星(つゆのほし)」や、筍の時期に吹く東南の風である「筍梅雨(たけのこづゆ)」、旧暦の5月29日に降る雨を表現する「虎が雨(とらがあめ)」など。「アジサイ」も梅雨の時期を表す季語のひとつ。

最後に

気象予報士でも正確に判断することは難しい梅雨。秋頃になってようやくその年の梅雨入りと梅雨明けがわかることもあるそうです。長い期間だからこそ梅雨に対するイメージも数多く存在するのでしょうね。

TOP画像/(c)Adobe Stock

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